THE PROCESS OF MAKING A SURFBOARD
- seaswallow
- 4月8日
- 読了時間: 3分
更新日:4月9日

今日は、皆さまご存知のことと思いますが、サーフボード製作工程を簡単に紹介させて頂きたいと思います。
まずはブランクをシェイプ。
長さに合わせたブランクを用意し、電動プレーナーで削って厚みやロッカーを調整します。
調整が終わってからテンプレートを使ってマーキングしてノコギリでアウトラインをカット。
電動プレーナーでレイルやボトムなどをある程度形にしてからサンドペーパーとサンディンングブロックを使ってハンドシェイプします。
シェイプが終わったらグラス。
一般的にボトムからラミネートします。
基本ボトムは1層、デッキ2層。
そこにフィンパッチやデッキパッチが追加されます。
レジンが付かないようにデッキ側をしっかりマスキングしてからボトム側をラミネート。
硬化してからデッキ側へ巻き返したグラスをフリーハンドでカット(カットラップといいます)。
今度はデッキ側をしっかりマスキングしてデッキ側をラミネート。
硬化したらボトム側へ巻き返したグラスをカットしてから、ディケールとリーシュブリッジを付けてしまいます。
その後、オンフィンだったらフィンをグラスオン。
ボックスの場合にはシェイプが終わってから穴を開け、ラミネート前にボックスを固定します(シェイパーやグラスショップによってやり方は様々です)
ラミネートとフィンの取り付けが終わったら、今度はサンディングコート。
ラミネートやフィン、リーシュブリッジなどにはノンパラレジンを使用し、サンディングコートからインパラレジンを使用。
ノンパラレジンはパラフィンワックスが入っていないレジン。
インパラレジンはパラフィンワックスが入っているレジン。
ノンパラは積層用、インパラは仕上げ用といった感じ。
サンディングコートはボトムかデッキ片面ずつしか出来ないので、片面が硬化してからもう片面をサンディングコートして硬化次第サンディング。
サンディングでグラスの凸凹をしっかり取り除いてから仕上げのフィニッシュコート。
フィニッシュコートもサンディングコート同様、片面ずつ作業します。
因みにサンド仕上げとポリッシュ仕上げでは使うレジンを変えています。
フィニッシュコートが硬化してからサンディング。
サンドフィニッシュの場合にはサンディングして完成ですが、グロス&ポリッシュフィニッシュの場合には少し艶が出るくらい迄念入りにウェットサンディングした後、コンパウンドを使ってポリッシャーをかけ艶を出します。
ざっとこんな感じ。
RONDINE SURFBOARDSでは3週間くらいで1本のサーフボードを完成させています。
たまに完成を急かす方もいらっしゃいますが、レジンが硬化しなければ次の工程へは移れないですし、焦って慌てて作業しても絶対いい結果は出ません。
以前、海外の板を販売していた時、オーダーしている板がなかなか上がってこず、あまりにも時間がかかっているので1回だけ催促したことがあるのですが「Don't rush!!」、「焦って慌てて仕事してもいい仕事は出来ないぞ」と怒られてしまいました。
僕はカスタムオーダー頂いたお客様に「何日までには出来上がります」とお伝えし、その日までには必ず完成させてきました。
進捗があれば都度進捗報告もしておりますので、ご安心くださいませ。
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